平成29年度の死因順が大幅に変化!人口動態を徹底解説!!

平成29年度の死因順が大幅に変わりました!

第1位 悪性新生物

第2位 心疾患

第3位 脳血管障害(以前の3位に復帰)

第4位 老衰(急上昇!)

第5位 肺炎(3位から急降下)

平成 29 年より死因統計に使用する分類を変更したことに伴い、死因を選択する統計上のルールも変更されました。死因別死亡数の一部にみられる数値の大幅な変化には、これらの影響による変動が含まれていることに注意してください。

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まずは図6・表7・図5をご覧ください。

死因順位

平成29年の死亡数を死因順位別にみると、

第1位は悪性新生物<腫瘍>で 37万3178人(死亡率(人口 10万対)は 299.4)、

第2位は心疾患(高血圧性を除く) 20万4203人(同 163.8)、

第3位は脳血管疾患 10万9844人(同 88.1)、

第4位は老衰で、10万1787人(同 81.7)となっています(表7)。

主な死因の年次推移をみると、悪性新生物<腫瘍>は一貫して増加しており、昭和 56年以降死因順位第1位となっています。平成29年の全死亡者に占める割合は 27.8%であり、全死亡者のおよそ3.6人に1人は悪性新生物<腫瘍>で死亡しています。

心疾患(高血圧性を除く)は、昭和60年に脳血管疾患にかわり第2位となり、その後も死亡数・死亡率ともに増加傾向が続き、平成29年は全死亡者に占める割合は 15.2%となっています。

脳血管疾患は、昭和45年をピークに減少しはじめ、昭和60年には心疾患(高血圧性を除く) にかわって第3位となり、その後は死亡数・死亡率ともに減少と増加を繰り返しながら減少傾向が続き、平成29年の全死亡者に占める割合は8.2%となっています。

老衰は、昭和22年をピークに減少傾向が続いたが、平成13年以降死亡数・死亡率ともに増加し、平成29年の全死亡者に占める割合は7.6%となっています。これは高齢が原因によると考えられる、病気による死も老衰に含むという統計の取り方の変更によるものだと考えられます。(図5、図6)

注意事項

この記事は厚生労働省発表の『平成 29 年(2017) 人口動態統計月報年計(概数)の概況』をもとに作成されているが、この概況は2017年の統計を1年分合わせた統計の概数です。修正された後の確定数については2018年9月に発表されます。

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